2006-09-01から1ヶ月間の記事一覧

ハマースミスのうじ虫

ペパカフェフォレストでシーフードサラダとか。犬を連れてまともな食事ができる店はほんとうに少ないので、ここによく来ることになってしまう。ビーグル犬サラのお散歩日記 http://beagle-sarah.a-thera.jp/ とか見ていても、行きたいと思う店がそう多いわけ…

イスラム哲学の原像

英語。特殊講義、コレラと公衆衛生。青い恐怖 白い街―コレラ流行と近代ヨーロッパ作者: 見市雅俊,柿本昭人,川越修,高木勇夫,南直人出版社/メーカー: 平凡社発売日: 1990/06メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る泥縄的にイスラム哲学の概説書を…

天唄歌い

成城で特殊講義。成城学園駅ビルが完成、といっても今日は関係者・招待者向けのお披露目日で、一般人は入れないのだった。駒場のコプチェク・セミナーの原稿翻訳、といってもまだ完成原稿ではなく、N氏、S氏と三分割してなので、あまり量はない。天唄歌い作…

下北開発計画への意見書

1年ゼミ、Walt Disney on the Front Lines から "Donald Duck Gets Drafted" "Der Feuhrer's Face" "Thrifty Pigs"。文学理論、前期試験の講評。同僚S氏と来週末のお茶の水のコプチェク・セミナーの打ち合わせ。会議、会議、会議。 Save the 下北沢 http:/…

犬肉

職場の打ち合わせ。コプチェク・セミナーの打ち合わせ@駒場。もともと講演の日本語訳は配る予定でしたが、質疑応答にも通訳がつくことになりました。英語をあまり使わない方も、ぜひどうぞ。 「積み込みとは、数学と建築と彫刻と体操を総合した究極の美の表…

風が吹くまま

『現代思想』バトラー特集の校正、翻訳の解題。ゼミ、新図書館のキノコ型セミナールームで Dracula, chap.17。Phyllis A Roth, "Suddenly Sexual Women in Dracula" 抜粋。卒論ゼミ、夏休み中に進んだ草稿のチェック。ただし皆まだ本論に入ってない感じ。割…

記憶、羊、ディアスポラ

職場の研究プロジェクト「アジア、政治、アート」のワークショップ。参加者22名。フィリピンでアルマ・キントさんが中心で行っているセクシャル・アビューズ体験児の施設や、ムスリム・コミュニティでの共同制作というか、アート・セラピーの報告。 その後、…

コレラがやってきた

CALL英語。特殊講義、前期試験の講評、コレラ。幕末狂乱(オルギー)―コレラがやって来た! (朝日選書)作者: 高橋敏出版社/メーカー: 朝日新聞社発売日: 2005/11メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 4回この商品を含むブログ (8件) を見る静岡に残る一次資料を…

グラックの卵

会議、会議。職場の新図書館が開館しました。まあ見てやってくださいな http://www.seikei.ac.jp/university/library/index.html。関係者の皆さん、お疲れさまです。グラックの卵 (未来の文学)作者: ハーヴェイジェイコブズ,Harvey Jacobs,浅倉久志出版社/メ…

文学賞メッタ斬り・リターンズ

細々と新学期の授業の準備。会議。買うべき沖縄土産で買い忘れたものがいくつかあるので、こそこそと隠蔽すべく代田橋のめんそーれ商店街まで行くが、第三火曜で休み。暴れる。文学賞メッタ斬り!リターンズ作者: 大森望,豊崎由美出版社/メーカー: パルコ発売…

Tom Thumb the Great

18世紀演劇読書会@成蹊。Henry Fielding, The Author's Farce (1730), The Tragedy of Tragedies; or the Life and Death of Tom Thumb the Great (1731)。どちらも大変くだらない。 前者はバーレスクのくせに三幕ある。三文文士と下宿屋の娘とのロマンス…

Out of Place

バトラーとメランコリーの拡大についての原稿、なかなか終わらない。Out of Place: Englishness, Empire, and the Locations of Identity作者: Ian Baucom出版社/メーカー: Princeton University Press発売日: 1999/02/14メディア: ペーパーバック購入: 1人 …

告知 コプチェク講演会

ジョーン・コプチェク来日イヴェントの告知です。 10月7日(土) 13:30〜17:00 東京大学駒場キャンパス学際交流ホール 第5回LAC国際シンポジウム「精神分析とイスラーム――想像界をめぐって」 講演 Joan Copjec, "The Imagined World: Betwe…

ぼくのキャノン

犬と海水浴。何度も犬に殴られ(犬はただ寄ってきてるつもりだろうが)溺れかける。ANA128便で帰京。西荻「ぐすく」で炭火焼き豚他、ああうまい。ご主人は沖縄出身ではないそうです。沖縄「戦後」ゼロ年 (生活人新書)作者: 目取真俊出版社/メーカー: NHK出版…

コザ

伊良皆交差点近くのマンガ喫茶で『現代思想』バトラー特集号の鼎談の直し。自分の言いたいことを言うのと、相手の発言にちゃんと対応するのと、両方はなかなかうまくいかないなあ。 読谷の「やちむんの里」。巨大な登り窯の周りに十数軒の工房。手前にはガラ…

佐喜眞美術館、玉泉洞、島クトゥバで語る戦世

犬と海水浴。気がつくと鑑札がない。 犬をOPF北谷店に預け、佐喜眞美術館 http://sakima.art.museum/ で丸木位里、丸木俊「沖縄戦の図」他。本橋成一写真集『ふたりの画家』(ポレポレタイムス、2005)を買う。巨大な亀甲墓を拝み、屋上から基地を見る。隣の…

牧志+宜野湾

犬と早朝海に行く。携帯ラジオかなにかを持った爺さんが現れ、15メートルほど離れたところに座ってBGMの島歌をわれわれのために(いや、主観です)流してくれる。しばらく海を見る。 犬を新都心のペットショップOPFに預け、那覇平和通りから入って市場…

Pハウスゆめあーる

ANA123便で沖縄へ。「日本人の七、八割はヤンキーである」という齊藤環の説は正しいのかもしれない。 泊まるのは読谷のコテージ、Pハウスゆめあーる。犬に寛容なレンタカー、サンキューレンタカーで58号線を北上していくと二時間ほどかかる。とくに宜野湾の…

沖縄現代史

鳥を大原の獣医に預ける。『現代思想』のバトラー特集号の原稿を少し書く、といっても3月にパネルで話した内容に付け加えるだけなので、あまり緊張感はなし。沖縄現代史 (岩波新書)作者: 新崎盛暉出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2005/12/20メディア: 新…

経済政策を歴史に学ぶ

ほとんど一日中寝る。経済政策を歴史に学ぶ [ソフトバンク新書]作者: 田中秀臣出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ発売日: 2006/08/17メディア: 新書購入: 7人 クリック: 69回この商品を含むブログ (53件) を見る終盤のリフレ論解説ももちろん勉強…

「男性同性愛者」の主体化

筑波へ。人文社会科学研究科現代文化・公共政策専攻文化交流論分野博士(学術)学位請求論文予備審査会(ああ長い)、新ヶ江章友「日本における『男性同性愛者』の主体化とその経験――HIV/AIDSとともに生きる時代を背景とした分析」。副査としてコメ…

バトラー

『現代思想』のジュディス・バトラー総特集号のために竹村和子さん・新田啓子さんと鼎談@茗荷谷。『アンティゴネーの主張』以降のバトラーについてはやや否定的なほうに話がふれたような。 終わって駅近くの中華屋。ワーカホリックにはサド系とマゾ系がある…

触発する言葉

パフォーマンス・アーティストIさんとロンロン地下の「クレア」で打ち合わせ。3年後にはプロジェクトで本を作る予定だが、DVDつきにできないかなあ、とか。触発する言葉―言語・権力・行為体作者: ジュディスバトラー,Judith Butler,竹村和子出版社/メー…

論争 格差社会

逃避モード。論争 格差社会 (文春新書)作者: 文春新書編集部出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2006/08/21メディア: 新書 クリック: 17回この商品を含むブログ (57件) を見る収められている文章の大部分はこの二年以内のものなんだが、なにかすごく昔のこと…

Ave

ヴィクトリア朝研究会二日目。Men of Blood: Violence, Manliness, and Criminal Justice in Victorian England作者: Martin Wiener出版社/メーカー: Cambridge University Press発売日: 2010/03/23メディア: ペーパーバック クリック: 2回この商品を含むブ…

Body Economics、culture、ヘンリー・コール

ヴィクトリア朝研究会@成蹊、出席者13名。The Body Economic: Life, Death, And Sensation In Political Economy And The Victorian Novel作者: Catherine Gallagher出版社/メーカー: Princeton Univ Pr発売日: 2005/11/21メディア: ハードカバーこの商品…

Giving an Account of Oneself

TV「残菊物語」(松竹1939)。ああもう夏も終わりだなあ。障子を開き、御簾を上げた夏の日本家屋の奥行きがあれば、幾人も幾人もの所作が一つの画面のなかで進行していくことができる。菊乃助が芸に悩んで鬱屈しているあいだにも、向こうではあたりまえに…