Out of Place

バトラーとメランコリーの拡大についての原稿、なかなか終わらない。

Out of Place: Englishness, Empire, and the Locations of Identity

Out of Place: Englishness, Empire, and the Locations of Identity

久しぶりに読んだが、名著。大英帝国下、また現在のポストコロニアル英国における「英国人」概念の揺らぎを追った本。カリブ海域出身のクリケット・プレーヤーのあり方とか。「英国性」はけっして完成しない、不定形のものだ。ラスキンナイポールの具体的な分析も冴えている。