論争 格差社会

逃避モード。

論争 格差社会 (文春新書)

論争 格差社会 (文春新書)

収められている文章の大部分はこの二年以内のものなんだが、なにかすごく昔のことを読んでいるような気がする。稲葉・本田・若田部の鼎談は『諸君!』の今年三月号掲載だが、ほとんど「歴史」のようだ――という自分の感覚がおかしいのか、あまりにウェブでよく目にする議論というのは、そういう時間感覚を生むものなのか、よくわからん。「ニート」があまりに一過性の流行語として消費されているからか、少し景気が上向きになってきたという感覚にわたしも騙されてるのか。