ぼくのキャノン

犬と海水浴。何度も犬に殴られ(犬はただ寄ってきてるつもりだろうが)溺れかける。ANA128便で帰京。西荻「ぐすく」で炭火焼き豚他、ああうまい。ご主人は沖縄出身ではないそうです。

沖縄「戦後」ゼロ年 (生活人新書)

沖縄「戦後」ゼロ年 (生活人新書)

目取真俊の父は終戦時には十四歳、北部の小さな村で敗残兵五人の食料を調達していたのだという。彼に食わせてもらっていた兵隊たちは、密告を恐れて彼を殺そうとしたこともあったという。十四歳の少年のほうも、武器をもって一家で餓死寸前の老人から山羊をむりやり奪ったりしている。「軍隊が自分を守ってくれるとは思わない」というときの気合が違う。
ぼくのキャノン

ぼくのキャノン

どうしても沖縄ではなく日本の話に見えてしまう。米軍の遺産のもと、それを管理する神官(マカトのオバァ)が絶対的な権力をふるい、新たな宗教の下に村を経済的に繁栄させていく物語。最後の最後は(オバアがでっちあげた空想宗教だったはずのものの)神自身に語らせるという大技できます。