チョコレート工場

若干体調不良。コプチェクを囲んでのクローズド・セッションのための短い原稿。三年前に日本語で書いたものの抜粋を英語にするだけだから気が楽、のはずなのだが、書いているうちに自分がやっていた誤読に気がつく。コプチェクもジュパンチッチも、サディズムを「犠牲者は永遠に死なない状態で苦悶が続く」というやや狭い定義の上で議論していて、たとえばドン・ジュアンなどとはいちおう概念として区別している。わたしのはもっと大雑把な話なのだが、さてどうごまかすか。

リアルの倫理―カントとラカン

リアルの倫理―カントとラカン

ゼミ、Dracula, chap.18、谷内田浩正「恐怖の修辞学」第1部(『現代思想』1994年7月号)。卒論ゼミ、Mark I West, Roald Dahl (Twayne's English Authors Series) (1992)。ウンパ・ルンパが人種差別として初版当時批判された話とか。卒論としては、ダールを批判する「真面目な」児童文学批評家のことばを引用した上で叩くのがいいはずだが、「そういうことを言ってる人って誰ですか」と聞かれても困る。
Charlie and the Chocolate Factory (My Roald Dahl)

Charlie and the Chocolate Factory (My Roald Dahl)