2006-03-01から1ヶ月間の記事一覧

救貧院とブロードサイド

ヴィクトリア朝研究会二日目。Nさん、Martin Chuzzlewit の男性看護。Nさんはジェンダー論として男による看護を扱っていきたいということだが、それをやると十八世紀に遡らざるを得ないんじゃないか、という話になる。この小説ではマーク・タプレーがマー…

誤読される Thackeray

ヴィクトリア朝研究会@吉祥寺、出席者11名。Uさん「誤読されるサッカリー」。日本でのサッカリー論、紹介の誤りをねちっこく指摘する。『リーダーズ・プラス』の The Rose and the Ring の項のあらすじがまちがっているとか、Barry Lyndon の項は、アイル…

America on Film

犬の主食を Hill's Science Diet から Artemis Formula に変える。こっちのほうが匂いがよいと思う。犬も同じ意見らしい。日本ではこれは「フォーミュラ」ではなく「フレッシュミックス」として売られている。なんでフォーミュラってカタカナ語にならなかっ…

苦手な作家

パスポート申請@都庁、どうもすごく混む時期にきてしまったようで。杉並は住基ネットに入っていないので、住民票をもっていかなければならない(発行無料)。それ自体はべつにかまわないんだが、だったら申請書類をくれるときにそれも教えてくれよ、区役所…

現代批評理論のすべて

犬の杉並犬猫病院デビュー、ワクチンを打つ。11kg ある子犬は珍しいので、待合室でもてもて。現代批評理論のすべて (ハンドブック・シリーズ)作者: 大橋洋一出版社/メーカー: 新書館発売日: 2006/03/01メディア: 単行本購入: 5人 クリック: 82回この商品を含…

He Knew He Was Right

He Knew He Was Right (Oxford World's Classics)作者: Anthony Trollope,John Sutherland出版社/メーカー: Oxford Univ Pr発売日: 1998/09/10メディア: ペーパーバック クリック: 1回この商品を含むブログ (1件) を見る原著1869。トロロープを読むのはこれ…

文学と絵画――唯美主義とは何か

文学と絵画―唯美主義とは何か (英宝社ブックレット)作者: 富士川義之,松村伸一,荒川裕子,加藤千晶,真屋和子出版社/メーカー: 英宝社発売日: 2005/12メディア: 単行本 クリック: 16回この商品を含むブログ (4件) を見るご恵贈ありがとうございます。2003年秋…

ブログの方針について

際限がないので、犬のことは原則としてブログには書かないと決める。書くとすると「食事、420グラムを4回で、便、8時柔らかめ、12時に2度柔らかめ、24時下痢」とかになるが、あまり読んで面白そうではない。 身辺雑記が入ったブログの場合、「なにを…

続無題

犬のトイレのしつけをしながらトロロープを読む、と書くつもりだったが、トイレのしつけはすぐできた。ただし長時間留守にしたときは微妙。とりあえずクレートに追いこむしつけをしながらトロロープを読む。

無題

犬のトイレのしつけをしながらトロロープを読む。

犬がきました

卒業式。貼りつき笑顔。 子犬がくる。むくむく。名前は「エルダ」。どうせグリフィンの名前からとるなら「カレット」がいいんじゃないか、だいたいレオンベルガーでエルダなんて、100%「あら野生のエルザちゃんですね」と間違えられるに決まってる、と言っ…

LAC精神分析的思考の可能性

駒場の学際プロジェクト、LACの第4回シンポジウム@駒場。参加者100名強。加藤敏先生は、「虚偽能力」の多少を軸にした現代社会論。中野昌弘さんは、近代の自己言及性と経済の外部について、わたしはメランコリー論とナショナル・アイデンティティについ…

ミュンヘン

『ミュンヘン』@渋谷シネパレス(木曜はメンズデー、男性は1000円でございます)。もう二十年くらい前に、たしか畑中佳樹か斎藤英治が、スピルバーグは映画を撮る楽しさしか知らない、映画を撮る苦しさを知ったら巨匠になる、と言ってたのを思い出した。シ…

ミッキーマウスのプロレタリア宣言

ミッキーマウスのプロレタリア宣言作者: 平井玄出版社/メーカー: 太田出版発売日: 2005/11メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 34回この商品を含むブログ (52件) を見る1972年に渡辺克己が撮った、新宿二丁目のヌードスタジオ前の写真がある。その右手に映…

オーデン詩集

確定申告。ついでに荻窪をうろうろ。The English Auden: Poems, Essays and Dramatic Writings, 1927-1939作者: W. H. Auden,Edward Mendelson出版社/メーカー: Faber & Faber発売日: 1988/10/01メディア: ペーパーバック クリック: 9回この商品を含むブログ…

女たちの絆

書類処理、東町のレトロ小物屋 Queen's Hotel で、紐を引くともんちっち風に手を叩く子豚らしき紙人形を買う。パネルの原稿をほぼ終える。女たちの絆作者: ドゥルシラコーネル,Drucilla Cornell,岡野八代,牟田和恵出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2005/0…

告知 身体医文化論研究会

口頭発表の予定が一つ日程バッティングで宙に浮く。正直ほっとする。そこで「出るかもしれなかった」セッションの告知。もっともわたしはその時間駒場にいるのです。残念。 身体医文化論研究会春のワークショップ「感染と空間」 3月17日 1.00−6.00 慶應義塾…

アビバ

三日前に買った一升瓶が今朝みると空いている。これはやばい。原稿、おもに『ターミナル』の話。翻訳直し。 DVD『おわらない物語~アビバの場合~ [DVD]』。トッド・ソロンズには一生ついていこうと思う。オープンカーで風になびく髪のシーンにしても、最低…

無題

来週末の駒場のパネルの原稿。アメリカン・グローバリゼーションについて書きたいのだが、フロイト「集団心理学と自我の分析」を読んでいるうちに違う話になる。「わたしはあまりよい時評家ではない。時事問題について語ろうとすると、いつも最後はテクスト…

告知 大塚英文学会

告知です。 大塚英文学会2006年度大会 4月2日(日)13:00〜17:00 筑波大学学校教育部第1会議室(丸の内線茗荷谷駅徒歩3分) 研究発表 外山健二 「なぜ、スレイドは医者か――『世界の真上で』における「新しいもの」」 シンポジウム 村山敏勝「…

サイード OUT OF PLACE

『エドワード・サイード OUT OF PLACE』試写会@中野ZERO。佐藤真監督の挨拶つき。ここの視聴覚ホールは初めてきたが、ちゃんとした設備だ。佐藤映画は『阿賀に生きる』を見たきりで、その後離れている。良いものだとわかっていても継続的に追うということを…

某書斎

縁あって成城のとある物故作家のお宅にお邪魔し、書斎を拝見させてもらう。いろんな意味ですごい。仲介役の古書店さんは偶然にも以前のゼミ生のお父様。お世話になります。吉祥寺に移動し、同僚のH先生と相談@思ひ出。すんません、中味のない日記ですが、…

melancholy, ambivalence, rage

The Psychic Life of Power: Theories in Subjection作者: Judith Butler出版社/メーカー: Stanford University Press発売日: 1997/05/01メディア: ペーパーバック購入: 1人 クリック: 2回この商品を含むブログ (9件) を見るこの本の最終章のメランコリー論…

UFOとポストモダン

表参道を散歩。某学会の運営会議@渋谷。GARAで昔話。UFOとポストモダン (平凡社新書)作者: 木原善彦出版社/メーカー: 平凡社発売日: 2006/02/11メディア: 新書 クリック: 34回この商品を含むブログ (89件) を見る小さい本だが、射程は大きい。大澤真幸なら…

わんわんスペランEX

寝坊して、資源ゴミを出しそこなう。うちの町内、缶の回収車がくるのが土曜の朝八時。この点に関して、わたしは杉並区を深く憎むものである。晴天でもあり、西から東に移動することがわかっている回収車を追うべく、空の一升瓶とビール缶の袋を背負って、高…

Risk and Inevitability

紀要論文の校正。やはり慌てていたらしく、同じ注を二回つけたりしている。PCファイルのほうも直しておかないと……。Said, Humanism and Democratic Criticism (Columbia Themes in Philosophy) 翻訳、とりあえず最後までいく。Mさん、Sさん、遅れてすみ…

輝く断片

会議、会議。この数ヶ月の作業を無化するような方針が。わたしとしてはそっちのほうに賛成ではあるのですが。輝く断片 (奇想コレクション)作者: シオドア・スタージョン,大森望出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2005/06/11メディア: 単行本購入: 1人 ク…