America on Film

犬の主食を Hill's Science Diet から Artemis Formula に変える。こっちのほうが匂いがよいと思う。犬も同じ意見らしい。日本ではこれは「フォーミュラ」ではなく「フレッシュミックス」として売られている。なんでフォーミュラってカタカナ語にならなかったのか、ずっとふしぎなんだが、犬の世界でも一般化していないらしい。

America on Film: Representing Race, Class, Gender,and Sexuality at the Movies

America on Film: Representing Race, Class, Gender,and Sexuality at the Movies

クレジットは2004刊。じつはあまりちゃんと読んでないが、使える本なのは太鼓判。カレッジ1、2年用の教科書として作られたもので、映画を通してアメリカを教えるクラス用。歴史、技術論、イデオロギー分析と、無理なく行き届いている。今年は1年生のゼミで1930〜50年代の古典ハリウッド映画を教える予定で、これは部分的に1、2ページずつコピーして教材にするのにすごい便利だ。相当多数の映画が例にあげられているが、とくに各章ケース・スタディというセクションがあって、数頁程度だが小さな作品論になっている。とりあげられている映画は、イントロで『ライオン・キング』。人種とエスニシティのパートで『ジャズ・シンガー』、スパイク・リーBamboozled、『スモーク・シグナルズ』、『夜明けのスローボート』。階級のパートで『怒りの葡萄』、『ブルワース』。ジェンダーのパートでダグラス・サークの『天はすべて許し給う』、『ギルダ』、『大いなる別れ』、The Ballad of Little Joセクシュアリティのパートで『セルロイド・クローゼット』、『ゴー・フィッシュ』。