オープンキャンパス
オープンキャンパス学科相談窓口。客23名+親十数名。親が一緒だと自分からは喋らない子が多くて面倒。「英語は好きだけど文学は読みたくないんです。大丈夫ですか」といった質問に、英語教育等を中心にした時間割を作れる旨にこやかに話す。それにしても、高校生は「ネイティヴ・スピーカーの授業をたくさんとりたい」といった熱意をけっこう見せるんだが、それが入学後続くかというとどうも。相談窓口のバイトにきていた4年生は、1年の最初の履修のときにサークルの先輩から「楽勝科目中心にとるのが当然」という思想を叩き込まれるのがいかんのじゃないか、と言っていた。大学生はそんなに勉強するもんじゃない、というイデオロギー教育がおこなわれるわけですな。伝統からの脱皮というのは難しい。学生というのはそういう意味ではものすごく「保守的」な生きものです。
- 作者: 西原理恵子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2006/07/29
- メディア: 単行本
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