ルート350
CALL英語。特殊講義、Martin Chuzzlewit とナイティンゲール。学会業務@お茶の水(日本英文学会はちゃんとしたオフィスをもっていて、それはお茶の水の研究社ビルにある。業界と研究社の深い関係がよくわかるというものだ。関東支部の事務局はさてどこに置くべきか……)
- 作者: 古川日出男
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2006/04/18
- メディア: 単行本
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「飲み物はいるかい」は飯田橋、「カノン」は舞浜、「物語卵」は吉祥寺、「一九九一年、埋め立て地がお台場になる前」はタイトル通りの場所を舞台にしていて、それぞれとても納得いくのだが、とくに飯田橋は、なにかエアポケットのように静かな都心で、ぽっかりと空いた時間を振り返っていて美しい。こうなると、「ストーリーライター、ストーリーダンサー、ストーリーファイター」の、バレエスタジオとキックボクシング・ジムと女子高生作家の部屋の視線の交差点にある幽霊アパートも、どっかにモデルがあるのかしら、と勘繰ってみたり。