毎日かあさん3 背脂編

1年ゼミ、宮本陽一郎「チャップリンのダブル・イメージ」『成蹊大学文学部紀要』1992年。1年には無茶かと思ったが、けっこうなんとかなった。宮本さんは、『モダン・タイムス』のラストシーン「そうよ、頑張って生きていくの」を、それまで労働を批判し笑っていたチャーリーとポーレット・ゴダードが、まっとうな市民倫理に回収されているものだと解釈している。しかしあの二人、どことも知れぬ場所を山に向かって歩いていくわけで、実践的な労働の勧めというよりは、工場労働も含む都市生活への反歌のようにもみえる。配布物一つ忘れ。文学理論、エーコ記号論』から砂糖とチクロの対立軸。山下洋輔トリオのCDを聞かせるつもりでもってくるのを忘れる。会議、会議。

毎日かあさん3 背脂編

毎日かあさん3 背脂編

「犬の糞は始末しろ、いいかげんにしろ飼い主」という向かっ腹入り系貼り札、たしかにスクールゾーンに多く見るかも。西原は「その半分は犬じゃない」と言ってるが、うーむ、スクールゾーンに住む大型犬飼いとしてはなんといっていいものかわからぬ。今日もわたしは、うんこの拭きやすい路面がある、誰の家の前でもない駐車場に向けて走る。