愚痴

書類書き。イギリス文化史教科書『愛と戦いのイギリス 1900-1951』(慶應大学出版会、今秋出版予定)の担当章の原稿を書く。規定枚数の半分ほど。どの程度実際に使えるかは謎。まじめに海野弘本の抜書きになりかねないな、こりゃ。
受験者用の大学案内のゲラをチェック。外部の編プロに頼んでいるのだが、はっきりいって雑。同じページの違う項目にまったく同じ文が使ってあったりとか、小見出しが他の学部のものだとか。もっとも、たとえもっとうまく作ってあっても、大学教員なんてのはすぐに文章に手を入れたがる動物だ。自分の授業の内容紹介が100字でまとめてあるのをみて、いやこれちょっとどうにかしてよ、と思う教員のほうがほとんどだろう。人によっては端から全部書き直してしまう。学科紹介の呼び文句とかもそう。業者としては、真面目に作るのもあほらしいんじゃないだろうか。どうせ全部書き直されるんだから。
しばらく前にshink さんが書いていたが、大学のあらゆる仕事を教員がしきってうまくいくとは限らない。事務がプロになることも重要なのだ。しかし、とくに文章を作るときなどは、仕事を他人にまかせられない教員が多い。それが事務や業者のモティヴェーションを下げて、仕事の質を落としてることも多いと思うんだけど。