唐獅子牡丹+乱楽坂
文学理論、鏡像段階とラカンの三段階。うまくいかないです。動物文学ゼミ、Moreau 続き、まずまず。ゼミ、『昭和残侠伝・唐獅子牡丹』+吉田修一『長崎乱楽坂』。前者の出入りの直前で健さんと池部さんが見つめあうシーン、それぞれの顔を切り返した後にやや上から両者を見下ろすショットになる。これは誰が見てもキスシーンの演出だよなあ。後者では「跨ぐ」というテーマが重要だ、というAさんの指摘に唸る。この小説の駿は、男衆になりたかったのになれずに屑人間になってしまうわけで、いわば仁侠映画の世界に遅れてきて乗り損ねた存在ではないか、とか。卒論ゼミ、Carol Clover, Men, Women and Chainsaws。
今日で閉店するブックステーションまんが館の半額セールで芝木好子とか獅子文六とか。妻は『星の時計の Liddel』全巻セットとか。明日以降も数日間、営業しながら、三鷹と吉祥寺南町の店に在庫を移すそうです。言うまでもないけど、手塚初版本とかは半額セールが始まるまでに三鷹に移動してます(当たり前ですね)。
- 作者: 吉田修一
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2004/05/25
- メディア: 単行本
- クリック: 10回
- この商品を含むブログ (36件) を見る
Men, Women, and Chainsaws: Gender in the Modern Horror Film
- 作者: Carol J. Clover
- 出版社/メーカー: Princeton Univ Pr
- 発売日: 1993/03/22
- メディア: ペーパーバック
- 購入: 2人 クリック: 2回
- この商品を含むブログ (2件) を見る