タスマニアオオカミ

New Worlds, New Animals: From Menagerie to Zoological Park in the Nineteenth Century

New Worlds, New Animals: From Menagerie to Zoological Park in the Nineteenth Century

タイトル通りの本。メルボルンカルカッタの動物園の大きな仕事は、イギリスの動植物を地元に移植させることだったとか、旧大陸ではサーカスと動物園は結びついていなかったが、アメリカでは関係が深かったとか。バーナムのサーカスは、イギリスではなくハンブルクのハーゲンベック家――当時の動植物園の経営は、パリのサンティヤール、ロンドンのフッカー、それにハーゲンベックと、大体が世襲だ――と契約して動物を送ってもらってた、とか。でもいちばんのポイントは、論文の中味ではなくて、付録の写真。クアッガやタスマニアオオカミといった、いまはなき動物の姿が見られる。あ、また絶滅話だ。
名古屋へ。明日のパネルのメンバーと打ち合わせ。東山公園の「マ・メゾン」で無菌豚ソテーなど。八事の「しげの家」でマコガレイの昆布締めと日本酒など。常連の宝石鑑定人の方の話など聞く。飲みすぎ、というより食べすぎ。中京大ゲストハウスに泊まる。研究棟の五階がゲストハウスというのは便利だ。