チョカリーア吉祥寺参上

マイヤーズ『ジジェク』の訳者あとがきを少し書く。まだ前半だけとはいえようやく『厄介なる主体1―政治的存在論の空虚な中心』の翻訳も出たことだし、セクシュアリティ論が多い「前期ジジェク」と、現代社会批判+キリスト教論を中心とする「後期?ジジェク」の連続性と差異をもう少し考えたいような気はするが、そこまでやってる時間があるのか、わたし。
 ファンファーレ・チョカリーアのミニライヴつき『炎のジプシー・ブラス』@バウスシアター。ほかの日と同じ1300円也で、ちゃんとダンサーつきで6曲。パーカッションのおっちゃんのニマニマしたヒゲ面も見られたし、存分に楽しみました。映画はなんといってもぬかるみがすばらしい。退屈するところもあるけど、うちの夫婦はインコとアヒルさえ映ってればたいがい満足です。あと、あの高速演奏にあわせようとすると、ドイツ人も日本人もただの阿波踊りになることがわかった。