クィア・マーク・トウェイン
鼻かぜを退治しようと HUGE の薬膳じみたビーフカレーを食べるが、効いたような効かないような。
職場のプロジェクト研究会。S君の『バートルビー』。Zさん、『トム・ソーヤーの冒険』のクィア・リーディング。一夫一婦制嫌悪的というか、性の対象を拡大していく解放性を志向していて、共感する。他のメンバーからは、トウェインはもっと特定の誰か(小児性愛者?)を読者層として考えていたんじゃないか、あるいはトウェイン自身の嗜好が直接出ているんじゃないか、といったツッコミが入る。いいかえれば、誰がどういう人を欲望しているのかという、主体と対象の問題が扱われていないと。わたしの立場からいえば、クィア批評というのは、エロティシズムの主体が誰かなんてたいがい無視するものなんですけどね。やりとりを聞いていると、誰がショタコンでないとか、誰がホモフォビックであるとかがよくわかる。
- 作者: 矢沢あい
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2005/08/12
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