Wellesley

成城大学図書館へ。ここは十九世紀イギリスの総合雑誌の主だったところがたいがいあるので、重宝する。Nineteenth Century とか Contemporary Review とか、目星をつけておいたエッセイをいくつか読むが、使えるのは一つか二つ。あまり進展しない。今回目星をつけるのに使っているのは The Wellesley Index の1999年版CD-ROM。これのサーチ機能はそれほど強力ではないし、結局 Poole's Index to Periodical Literature, 1802-1906 を併用することになるとはいえ、まあ昔よりは楽になった。しかしこのCD-ROM、WEBCAT で見る限り東京の図書館で学外利用者が使えそうなのは、わたしの職場と上智だけなのだが、そんなものか? みんな私費で買って持ってるのかしら。
今回の泥縄で、博物館・美術館関連はある程度目処がたったが、もう一つのネタであるはずのデパート関連がさっぱり進まない。Poole's も Wellesley も頼りにならず。ハロッズって、British Liberary の総合カタログサイトで見る限り、1949年以来社史らしきものを出してないみたいなのだが、この50年前の本、手に入れようとしてみるべきか、さて……。
経堂を散歩。大河堂書店で、ラスキのマルクス論など文庫を数冊。ここは『奇譚クラブ』『世界奇譚』をかなりもっているが、そっちには触らないで店を出る。豪徳寺「火龍園」で食事。海胆の入った巻揚げとか蟹と冬瓜のスープとか豚の薄切り巻きカツとか鱸とか緑色の冷やし麺とか。ああおいしい。そのあと三宿で適当に入った「ツキノマド」という店のバルコニーで焼酎。なかなか感じよい。