留学
http://albion.main.jp/memo/archives/2005_07_30.html で留学の話。いちいち納得する。留学せず、学位もとらずに就職したわたしは、今後ますます化石になっていくだろう。行くべき人は、なるべく早く行ったほうがいい。わたし自身は、二十代末に吉祥寺で専任講師として過ごした時期に、いろんな人に会うことができたし、それがいまの自分を作っている。たぶん三十過ぎていまの職場にきていても、そのときのような人間関係は作れなかっただろうから、ラッキーだったし、その意味では留学しないで就職した自分の人生も悪くはなかった。ただ、そうした場にいられたのはほとんど僥倖のような話。いま十年前に戻ったら、留学のほうを選ぶだろうと思う。
- 作者: Anthony Burton
- 出版社/メーカー: Victoria & Albert Museum
- 発売日: 1999/01/01
- メディア: ハードカバー
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In the evening, the working man comes to this Museum from his one or two dimly lighted, cheerless dwelling-rooms, in his fustian jacket, with his shirt collars a lttle trimmed up, accompanied by his threes, and fours, and fives of little fustian jackets a wife, in her best bonnet, and a baby, of course, under her shawl....Perhaps the evening opening of Public Museums may furnish a powerful antidote to the gin palace. (77)
おそらくこうした観客は、美術館に入るだけでなく、ハイドパークを散歩したりしたと思う。あと気になるのは、そこにどの程度レモネードやらバンやらの屋台が出ていたのか、他の娯楽も出ていたのか、つまり総合遊興施設としてのかたちができていたかいなかったかだ。プロパーの博物館史を読んでいても、このへんのことはあまり見えてこない。これは『パンチ』をひっくりかえさないといけないか。