新本格魔法少女りすか2

本の運びこみ、カーテン見積り、ケーブルテレビ工事、光工事、打ち合わせ。ご近所付き合いって難しい。

   新本格魔法少女りすか (講談社ノベルズ)   新本格魔法少女 りすか2 (講談社ノベルス)
西尾維新新本格魔法少女りすか2』(講談社、2005)。西尾維新を十代前半で読んでいたら、どのくらいはまっていただろうか。当時のわたしにもリス(ト)カ(ット)少女幻想のようなものと、スーパー小学生供犠創貴(くぎ・きずたか)くんの何百分の一かの肥大した自意識があったはずだが、うまくのれずにはぐらかされていたような気も。寸断され自らの血を流し息絶えることで時間を飛び越え無敵のセックスシンボルとなるりすかには、およそリストカッターらしき自意識の深みというものがない。性的な幻想を与えてくれるというよりは、その幻想がこっちの自意識の勝手なフィクションであることに念を押す形式。まあ、萌えってそういうものか。今回りすかはほとんど出てきませんで、全身に五百十二の口をもちあらゆるものを喰らって二千年の命を誇る戦闘型魔法使いにしてりすかの天敵、ツナギが、額に絆創膏を貼った美少女繋場いたちちゃんとして現れ、活躍いたします。
これについては自分が正当に評価できる自信がまったくないので、他の日記をあれこれチェックしてみる。「直球の少年マンガ好きに評価される本」という評価を複数みつける。ふむ。