チェーンソー

施主検査、汚れ箇所のチェックなど。文学理論。前回『ウイークエンド』について「なにを言いたいのか、なにを表現しているのかわからない」といった感想が多かったのをうけて、蓮實重彦『監督小津安二郎』、『秋日和』、「深層→表現」図式への批判など。児童文学ゼミ、The Voyages、中尾真理『英国式庭園』。ゼミ、加藤幹郎『映画 視線のポリティクス』第一章のスタージェスとヘイズ・コード論、『男装』。
卒論ゼミ、仮題目提出票に指導教員印を押しまくる。一人『悪魔のいけにえ』論がいる。もちろんこれは真に偉大な古典であり、論ずべき映画だが、あれを卒論のために毎日繰り返し繰り返し何十回も見るなどということをする人間が近くにいるとは思わず、衝撃が顔に出る。「それって人としてどうよ」って本人に言っちゃった。