病と文化

職場の「人文叢書」の発送作業。まだアマゾン・ジャパンでヒットしないので画像・リンクは後ほど。

http://d.hatena.ne.jp/shinichiroinaba/20050406 実証史家・実証社会学者へのコンプレックスはわたしにも強くある。荒谷さんが今回言いたかったことは少し違うようだが(データと結論の連関が明らかでない、ということらしい)、データを積むタイプの研究に「つまらない」「切れがない」とか文句をつける人には嫌悪感を覚える。そして自分がそういう人に誉められたりすると、ありがたいとは思いつつ、人生が少し不愉快になる。いや、文学研究がダメだと言っているのではないですよ。文学だって「一次資料」なのだから、大量の作品を読むという「データの蓄積」もある。わたしがいちばん尊敬している日本の英語小説研究者は、だからこちらだったりする。