グローバル・セックス

渋谷を歩き、Au Temp Jadis のガレットを食べる。美味。
グローバル・セックス 
デニス・アルトマン『グローバル・セックス』(2001、河口和也・風間孝・岡島克樹訳、岩波書店、2005)。風間さん、ご恵贈ありがとうございます。

ゲイ政治学の重鎮の初の翻訳。同性愛はもちろん、グローバル状況での各地のセックスワークやポルノグラフィーに関して網羅的にまとめた、このテーマのスタンダード本。個々の主題が細かく展開されているわけではないので、突っ込み不足という印象があるにはあるが、とにかく出発点としてつねに参照される本になるだろう。COYOTEとかダーバー・マヒラ・サマンワヤ委員会とか、メトロポリタン・コミュニティ・チャーチとか、セックスワーカーレズビアン/ゲイ・アクティヴィスト組織の活動を知る取っかかりにもよい本です。