レヴィナスを読む
レヴィナスを読む―「異常な日常」の思想 (NHKブックス (866))
- 作者: 合田正人
- 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
- 発売日: 1999/08
- メディア: 単行本
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「他なるもの」が「他者」へと、実存をもたない外部が人間へと移行するさまについて、こんなふうにある。「『出来事』の最たるものとして、レヴィナスが『死』を挙げている点に注目しなければならない。『死』を介在させることなしには、『他なるもの』から『他者』へと移行することはできないのだ」(144)。このあと、死が「内的限界」である(ハイデガー)か、それを踏み越える外へ向かうか(レヴィナス)が対比されたあとで、結局この対立は維持できないと主張されている(150)。なんのためにこれをここに書き込んでいるのか、いまの時点では自分にもわかりませんが。