レキオス+Sex & the City
- 作者: 池上永一
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2006/01/25
- メディア: 文庫
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ゼミ、川本静子『「新しい女たち」の世紀末』の序章と、『ドラキュラ』論。Dracula chaps, 6,7。卒論ゼミ、Aさんの Sex & the City, "the Real Me" の回を見ながらあれこれ。やはりこれは卒論で扱うのは難しい。論文集も出ているが、プロデューサーの手の内で踊っている感が否めない。たぶん、主人公のまわりの三人がみんな極端ではっきりしたキャラなので、女の人生のディレンマが、主役の悩みを通じてではなく、ただ並列された選択肢として提出されてしまうせいだ。ドラマの作りとして混乱をうまない、よくできすぎた構成で、その分批評の介入が難しいわけです。攻めどころがあるとしたら、「消費で自己実現」といバブリーな生き方を考えるとかか。Aさん自身は「強い女」の話を書きたいのだと思うが、むしろ男のキャラクターの扱いをみたほうが議論が展開するかも。女四人はそれぞれいけてる女だが、出てくる男はもっとヴァリエーションがあるので。
「セックス・アンド・ザ・シティのキュートな欲望」 性とファッションの秘密を探る
- 作者: キム・アカス,ジャネット・マッケイブ,柿沼瑛子,古屋美登里,安原和見
- 出版社/メーカー: 朝日出版社
- 発売日: 2004/10/22
- メディア: 単行本
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