採点

採点、会議。
数年前まで、採点にマークシートを使わず、記号問題もすべて手採点していた頃は、入試は非日常だった。二日、三日と缶詰になり、妙な連帯感が生まれる。経費についてはうるさく言われず、夜は鰻丼や鍋焼き饂飩の出前がとれ、終れば打ち上げ。寿司をとり、学長からやや高級な酒が差し入れられる。まあ、お祭である。いまは昼過ぎに採点が終ってしまうし、昨日の夕食も弁当だ。完全な日常業務という感じ。いや、弁当の質は日常以下かも。
それでも、なんとなく神経が疲れることには変わりない。車の助手席で、「遠くに行きたい」と呟いたら、妻が千歳烏山まで連れてきてくれる。千歳烏山が空間的に遠いはずはないし、だいたいほとんど毎週通り過ぎている町だが、夜来るのは初めてなので、少しだけ「遠い」感じがする。パナスあらためK・Cでサグマトン。ぶらぶら。