卒論返却

文学理論、ジェンダー・パフォーマティヴィティと脱構築。動物文学ゼミ、レポート返却。ほぼ丸ごとパクりのレポートを発見するが、本人が現れない。友人を通じて、再提出するように伝える。ゼミ、卒論発表会。例年通り、ややましというか、三年生に参考になりそうなものを数本だけ選ぶ。Nさん『悪魔のいけにえ』、斎藤環の戦闘美少女論の利用が悪くない。Kさん『指輪物語』(原作のほう)は、ホビットを優れたフィールドワーカーとみなすもの。欲をいえば、フロドのホビットとしての特異性があまり出ていないか。Iさん『ブリジット・ジョーンズの日記』(映画のほう)、Uさん『ベッカムに恋して』。これ以外ではNさんの『ピーター・パン』がわりによかった。ピーター・パンは読者・観客の目にはアセクシュアルだが、ネヴァーランドのなかでは性的にもてている。このセクシュアリティとはなにか、という問い。
打ち上げ@和民。卒論とレポート返却。