ホームステイ

英語。会議。卒論数本とレポート数本。まだ身体が痛いので研究会を一つさぼる。
協定留学から帰ってきた学生に、ホームステイ先の揉め事の話などを聞く。わたしは留学プログラムからいま離れているので気楽に聞いてられるが、この手の問題は頭が痛い。飯がまずいくらいならまだいいが、家事で目いっぱいこき使われたり(M先生はかつて「子ども十字軍」と形容していた)、セクハラ紛いの噂も聞いたことがあるような。学生のほうもどうかと思う例はいろいろあって、一時間以上シャワー浴びてホームマザーに怒鳴られてわんわん泣いたり。イギリスの古い集合住宅でその水の使い方は非常識だろう。日本でわりに豊かに育った、他人の家に泊まったことすらない二十歳の子どもが、イギリスの労働者階級や移民の家に暮らすとなると、問題が起きないほうが不思議な気すらしてくる。留学が気楽になったのはけっこうなことではあるけど。