Imagined Londons

会議、会議、翻訳ひとくぎり。自分の本ができあがってくる。詳細は後ほど。

Imagined Londons

Imagined Londons

拾い読み。Alexei Monroe, "Bread and (Rock) CIrcuses: Sites of Sonic Conflict in London" は、ロックが都市観光に生かされている(たとえばアビー・ロード)部分と、そうした商業化から取り残されたかにみえるハードコア・スポットのうらぶれたオルタナぶりを同時に視野におさめようというもの。ハキム・ベイのTAZ論を引いて、121Centre が論じられている。とくに面白かったのは、David L. Pike, "Modernist Space and the Transformation of Underground London." 1933年に確立されて、いまもほとんど変わらないデザインで続いている地下鉄マップこそ、大ロンドンを平面化・均質化する、最高のモダニズムの結晶だ、という。納得。