パンチを飲む

栄駅周辺をぶらぶら。名物モーニングセットを食す。オアシス21というところは初めて来たが、東京でいえば後楽園ドーム周辺を広くした感じで、バスターミナルにモールがくっついていて便利。今日はエイサーのステージをやっていた。ここの屋根は、構造体の鉄パイプをそのまま見せて、ガラスと水を張った、ロンドンの十九世紀以来の駅舎の発展形のようなもの。万博のトヨタのパヴィリオンhttp://pcweb.mycom.co.jp/articles/2005/03/19/expo3/も、鉄パイプをデザイン化する作りだった(あっちは構造体でもなんでもなく、ファサードに飾ってるだけだが)。このへんが合理性を重んずる「ナゴヤモダニズム」なのでしょうか。 

   Oliver Twist (Cover to Cover Classics)  David Copperfield (Cover to Cover Classics Series)  A Christmas Carol
ディケンズフェローシップ日本支部春季大会@名古屋大学。佐々木徹「ディケンズを聴く」。ティモシー・ウェスト、マーティン・ジャーヴィス、ミリアム・マーゴライズ、リチャード・パスコ、サイモン・カロー、ギールグッド等々の名人朗読のさわりを聞かせてくれたうえで、各々の個性と解釈についてコメント。楽しい。片木篤「橋から見たロンドンの近代化」、大量の橋のスライドを見ながら、鉱山その他田舎の土木テクノロジーが都市に入ってくることが近代化であり、云々。順番としては、橋に使われた技術がさらに高層ビル建築に使われて、となるのだろう。モナシュ大のアラン・ディルノット氏の話は、ディケンズにおけるオーストラリアは、あくまでイギリス中心の物語を語るためのプロットの道具であり、といったもの。その後 "Sikes and Nancy" の朗読。声を張るとマイクが割れてしまってちょっと……。