2006-01-01から1ヶ月間の記事一覧

racial melancholia

採点。Loss: The Politics Of Mourning作者: David L. Eng出版社/メーカー: University of California Press発売日: 2002/12/02メディア: ペーパーバックこの商品を含むブログ (1件) を見るから、David L. Eng and Shinhee Han, "A Dialogue on Racial Melan…

母の名はコンプレックス

同僚の試験監督の補助、文学理論の試験監督、採点、来年度のシラバスを書き上げる。 本日のネタ答案。 問い オイディプス・コンプレックスの図式はどのようなものか、説明しなさい。 答え 父であるオディプス(ママ)と母であるコンプレックスがいる。二人の…

ベルカ

ベルカ、吠えないのか?作者: 古川日出男出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2005/04/22メディア: 単行本購入: 7人 クリック: 190回この商品を含むブログ (382件) を見る犬は王族に似ている。血のつながりが、国民国家の枠に縛られないからだ。正しい血筋を引…

ミステリ文庫+文学理論試験

元東京創元社社長にしてミステリ研究者、戸川安宣さんにお話をうかがう。戸川さんの蔵書が職場の図書館に寄贈され、それを機会に職場でミステリ論の論集を出そう、ということになったのだ。五万冊の蔵書を引き受けるわけだし、地方の博物館などに勝ってうち…

アッシリア・アート

Leo Bersani and Ulysse Dutoit, The Forms of Violence: Narrative in Assyrian Art and Modern Culture (Schocken 1985)。すみません、初読です。もっと前に読んでおけばよかった。『フロイト的身体―精神分析と美学』の第三章は、この本と、1980年の『オク…

鳥映画

英語の試験監督、英語の試験監督。 書くことが思いつかないので、鳥映画のベスト10。 『WATARIDORI』 『鳥』 『ケス』 『巨大生物の島』 『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』 『バーディー』 『オペラ座 血の喝采』 『ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還…

The Intermediate Sex

系列高校の推薦学生の面接。会議、会議、会議、会議。学部のブログを作ろうか、という議題が出る。管理人がしっかりしてないと、なんの役にもたたないような気が。Sex and Sexuality作者: Edward Carpenter出版社/メーカー: Kessinger Pub発売日: 2005/10/13…

告知 ベルサーニを読む

会議一つ。 今日は告知のみ。 お茶の水女子大学COEプログラム「ジェンダー研究のフロンティア」 プロジェクトD第三回年次大会「精神分析と表象研究」 第一部 文献討論会 レオ・ベルサーニ『フロイト的身体』を読む 司会・報告 村山敏勝 報告 中山徹 遠藤不比…

Victorian Literary Studies Archive

書類処理、会議。書類処理というのは、ちょこっとした書類を書く→図書館に行く→事務と二言、三言相談→ちょこっとした書類を書く→企画課に行く→事務と二言、三言相談→ちょこっとした書類を書く→研究助成課に行く→事務と二言、三言相談→ちょこっとした書類を書…

The Body Economic

The Body Economic: Life, Death, And Sensation In Political Economy And The Victorian Novel作者: Catherine Gallagher出版社/メーカー: Princeton Univ Pr発売日: 2005/11/21メディア: ハードカバーこの商品を含むブログ (3件) を見る単著としては十年…

EBMからNBMへ

雪景色を見ながら採点。統合失調症の語りと傾聴―EBMからNBMへ作者: 加藤敏出版社/メーカー: 金剛出版発売日: 2005/10/01メディア: 単行本 クリック: 5回この商品を含むブログ (4件) を見るEBM は evidence based medicine、NBM は narrative based medicine …

Society of Enjoyment

下高井戸の古本、古CD、古LP、古ビデオ屋、itrasmund の店内をじっくり見たあげく、Go Go! 7188 の 3rd アルバムだけ買うという無意味なことをやる。『徳川いれずみ師責め地獄』のビデオとか必要なときは、ここで3800円で売っている可能性が高いことはわかっ…

OED

非常勤先で試験監督。三鷹で鍼。大英帝国の大事典作り (講談社選書メチエ)作者: 本田毅彦出版社/メーカー: 講談社発売日: 2005/11/11メディア: 単行本(ソフトカバー) クリック: 2回この商品を含むブログ (13件) を見るブリタニカ、OED、DNBというイギリス…

Victorian Medical Maps

会議、打ち合わせ、来年度のシラバス。Mapping the Victorian Social Body (SUNY Series, Studies in the Long Nineteenth Century)作者: Pamela K. Gilbert出版社/メーカー: State University of New York Press発売日: 2004/05/01メディア: ペーパーバック…

こぐこぐ自転車

ライブドアのあれって、大騒ぎするほどの不正なんですか。こぐこぐ自転車作者: 伊藤礼出版社/メーカー: 平凡社発売日: 2005/12/14メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 25回この商品を含むブログ (56件) を見る『月間百科』掲載エッセイを中心にした、齢七二…

卒論返却

文学理論、ジェンダー・パフォーマティヴィティと脱構築。動物文学ゼミ、レポート返却。ほぼ丸ごとパクりのレポートを発見するが、本人が現れない。友人を通じて、再提出するように伝える。ゼミ、卒論発表会。例年通り、ややましというか、三年生に参考にな…

バトラー@茗荷谷

来日中のジュディス・バトラーのセッション。参加者は、竹村和子ゼミと、お茶COEプロジェクトDのメンバー。「批判」という行為が、基本的に規範から外れた空間において生成する(と同時に主体そのものは規範の空間において生成する)ことをめぐり、そこから…

英文学会関東支部

日本英文学会関東支部設立準備会@青学。「英文学東京若手の会」の企画と組織をある程度利用して今後活動することになる。今日のシンポジウムは「英文学的出版事情についていろいろ知りたい! 編集者緊急座談会」。参加者は160名ほどか、かなりの集客力だ。…

九印

英語の期末試験用のDVDとMDのチェック。会議一つ。ひさびさに学科間対立の矢面に立ったが、妥協案ができてよかった。レポート数本。 学内広報誌の取材。ふつうは学生が書くページだが、引き受けてしまったのは「toshim さん、自分は学生よりよっぽど吉祥寺を…

アンダーカレント

非常勤先で講義、購読。レポートを集める。レポート数本、卒論数本。アンダーカレント アフタヌーンKCDX作者: 豊田徹也出版社/メーカー: 講談社発売日: 2005/11/22メディア: コミック購入: 26人 クリック: 413回この商品を含むブログ (211件) を見る湖や海を…

ホームステイ

英語。会議。卒論数本とレポート数本。まだ身体が痛いので研究会を一つさぼる。 協定留学から帰ってきた学生に、ホームステイ先の揉め事の話などを聞く。わたしは留学プログラムからいま離れているので気楽に聞いてられるが、この手の問題は頭が痛い。飯がま…

アシェンデン

医者に行く。横になると痛いので、心電図をとったら症状が悪化する。処方された薬は、ロキソニン、ムコスタ、テルネリン。 中村屋 http://www.geocities.jp/czounet77/nakamura.html を教えられる。笑うと痛い。 モーム『アシェンデン―英国秘密情報部員の手…

without the "you", my own story becomes impossible

肩も背中も痛い。寝転がるとよけい痛い。Giving an Account of Oneself作者: Judith P. Butler出版社/メーカー: Fordham University Press発売日: 2005/10/01メディア: ペーパーバックこの商品を含むブログ (8件) を見る「わたし」について語ることは、つね…

Havelock Ellis

肩痛し。学会準備会議@渋谷。これでなんとかなるかなあ。 Phillis Grosskurth, Havelock Ellis (New York UP 1985)。これまで書かれたもっとも浩瀚な伝記だと思うが、ハヴロック・エリスという人がわたしにとってわかりにくいのは相変わらず。まず、徒党を…

移動日

湊川の市場を散歩。市場としての活気はあるけれど、若い人間が歩いてない。パークシティの近くにある小さな喫茶店「ハッピィー」で、神品の卵トースト。芥子の利かせ具合が絶妙。六十代のママさんと常連客の古典関西弁に耳を傾ける。 運転。神戸〜東京7時間…

プロジェクト・ジュゴン

鳥羽水族館。カエルは好きだが、一つ一つ水槽を見ていくのはすごく疲れる。ジュゴンで有名な場所で、館の一角には「プロジェクトD」と題された、ジュゴン飼育の奮闘記が展示されている。最初の頃はなにを食べるのかわからず、天然アマモを総出で採りにいった…

レオンベルガー

東名・名阪を乗り継いで、伊賀のドッグ・ブリーダー、モモコランドへ。レオンベルガーとアラスカンマラミュートを撫で、話を聞く。マラミュートのほうをかなりプッシュされるが、最初の考え通りレオンベルガーの雌を予約する。ただし秋に交配させた雌がいま…

杉本博司

杉本博司展・時間の終わり@森美術館http://www.mori.art.museum/contents/sugimoto/。カタログを先に見てから行ったのだが、実際に大判で見てみてカタログより全然面白いのは、スミソニアン博物館のイヌワシだのシロクマだののジオラマを撮ったシリーズ。「…

バトラー

神戸の叔母が泊まりにくる。深大寺に初詣。妻が、大吉を引くまでいつまでも御神籤を引き続けるという荒業を繰り出す。ジュディス・バトラー (シリーズ現代思想ガイドブック)作者: サラサリー,Sara Salih,竹村和子出版社/メーカー: 青土社発売日: 2005/12/01…

カポーティ

カポーティ―人と文学 (世界の作家)作者: 越智博美出版社/メーカー: 勉誠出版発売日: 2005/12/01メディア: 単行本 クリック: 2回この商品を含むブログ (6件) を見るご恵贈ありがとうございます。この勉誠出版の「人と文学」シリーズを読むのは初めてだが、他…