2005-09-01から1ヶ月間の記事一覧
校正。明日の学会の下準備。ちょっと連絡の不備とか。 「図書新聞」に自分の本の書評が載る。評者は伊野真一さん。当然仮想読者の一人であるかたに、丁寧に読んでもらえるのはそれだけで嬉しい。で、最後にこちらに、伊野さん曰く「愚直な」問いかけがされて…
成城。榎の交差点でいつもと違う小路に入ったらあっという間に道に迷い、環八に出そうになる。これは祖師ヶ谷大蔵ウルトラマン商店街が悪い。「ウルトラマン商店街」としかのぼりが出てないんだもの。祖師谷と一言言ってくれれば、いくら方向音痴のわたしで…
CALL英語、会議。トニー・マイヤーズ 『ジジェク』 翻訳初校。革命と性文化作者: 若尾祐司,垂水節子,栖原彌生出版社/メーカー: 山川出版社発売日: 2005/05メディア: 単行本この商品を含むブログ (3件) を見る愛知県立大でのシンポジウムをもとにしたもの。フ…
銀河ヒッチハイク・ガイド (河出文庫)作者: ダグラス・アダムス,安原和見出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2005/09/03メディア: 文庫購入: 39人 クリック: 347回この商品を含むブログ (370件) を見るどうもこの本を楽しむ心の余裕がなくなっているらし…
会議。文学理論、前期試験のおさらい、構造主義言語学のおさらい。動物文学ゼミ、レポート返却。ゼミ、レポート返却。卒論ゼミ、レポート返却。授業初日おなじみ喉が痛い。The Island of Dr Moreau (Penguin Classics)作者: H. G. Wells,Patrick Parrinder,M…
阿佐ヶ谷ブオーノイタリアでオリーヴ油。手抜き料理のポイントは調味料には金を惜しまないことだ。青梅街道南の「ベーグル」でセサミ+クリームチーズなど。阿佐ヶ谷団地の中を歩きながら食べる。ぱりっとした皮に、半個食べると顎が疲れるこの噛みごたえ、…
イギリス文化史(1900-1951)教科書プロジェクトの打ち合わせ会@三田。大体の章構成が固まる。もともと「大戦間文化史」のプロジェクトだったので、わたしは30年代の男性同性愛文化について書くつもりでいたが、どちらかというと世紀初めの頃の性科学を中心…
三、四年のレポートを二十本ほど読む。いらいらする。本一冊だけ読んでそれを鵜呑みにして大きなテーマを論ずるという「お子さまのレポート」がわりに多い。こういうのは一年で卒業して欲しいのだが。これを読んでいて未提出の人、早く出してください。性の…
授業の準備に、仁侠映画についてウェブで調べようとして、情報が少ないのに驚く。それぞれの映画の人物の設定、とくに『日本侠客伝』シリーズで健さんと鶴田さんがそれぞれどんなキャラクターをふられているか、を簡単に確かめたかったのだが、これがわから…
会議、会議、会議、会議。イン・ヒズ・オウン・サイト ネット巌窟王の電脳日記ワールド作者: 小田嶋隆出版社/メーカー: 朝日新聞社発売日: 2005/09/15メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 12回この商品を含むブログ (17件) を見るここに収められた文章を縦…
イシャウッドを論じた批評をいくつか読む、あるいは読み直す。あんまり自分の考えていることが見当外れだったり陳腐だったりしないように祈りつつ。昨年は生誕100年で、それに先立って James J. Berg & Chris Freeman eds. The Isherwood Century (U of Wisc…
中道通りの Giovanni という銅版画と輸入文具の店で、シールワックスを衝動買いしそうになり、なんとか思いとどまる。 Stephen Spender, Forward from Liberalism (Victor Gollancz 1937). オレンジ一色の装丁も鮮やかなレフトブック・クラブ・エディション…
スチュアート朝研究会@成蹊。George Farquhar, The Recruiting Officer (1706)+ The Baux Strategem (1707)。発表はMさんとKさん。話題提供者にSさんとIさん。The Recruiting Officer は、定職のない奴ならどんどん徴兵しろという法改正にともなう劇。…
鼻かぜを退治しようと HUGE の薬膳じみたビーフカレーを食べるが、効いたような効かないような。 職場のプロジェクト研究会。S君の『バートルビー』。Zさん、『トム・ソーヤーの冒険』のクィア・リーディング。一夫一婦制嫌悪的というか、性の対象を拡大し…
くしゃみがとまらない。後期CALL英語の共通作文課題作り、打ち合わせ、書類書き、e-learning後期教材の準備。これ、後期は俺の担当授業じゃないんだけどなあ。バートルビー―偶然性について [附]ハーマン・メルヴィル『バートルビー』作者: ジョルジョアガ…
都税事務所の固定資産評価係のお相手。「資本」論―取引する身体/取引される身体 (ちくま新書)作者: 稲葉振一郎出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2005/09/06メディア: 新書購入: 5人 クリック: 50回この商品を含むブログ (100件) を見る全4章とエピローグか…
『英語青年』のイシャウッド論原稿、指定枚数の3分の2ほど書く。といってもあとでどうせカットしなければいけないだろう。作家論としては少し弱いかな。 角型ハンガーがもう一つ欲しいのに、同じものが見つからない。オールスチール製の品で、ロフトで買っ…
昼から両親が鰻を奢ってくれる。胃もたれ。マザー・グースとイギリス近代作者: 鶴見良次出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2005/08/27メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (3件) を見る畏敬する碩学の初の単著。ご恵贈ありがとうございます…
Ivan Crozier, "Becoming a Sexologist: Norman Haire, The 1929 London World League for Sexual Reform Congress, and Organizing Medical Knowledge about Sex in Interwar England" History of Science 29 (2001): 299-329. タイトル通り、性科学を、「…
『動物農場』ことば・政治・歌 (理想の教室)作者: 川端康雄出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2005/09/10メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 2人 クリック: 11回この商品を含むブログ (10件) を見る『動物農場』を語るのは難しい。はっきりとスターリ…
Down There on a Visit作者: Christopher Isherwood,Isherwood Christopher出版社/メーカー: Univ of Minnesota Pr発売日: 1999/02/01メディア: ペーパーバックこの商品を含むブログ (1件) を見るわたしが読んでるのはオリジナルの Methuen 版 (1962) だが、…
TV『続・座頭市物語』(大映1962、森一生〉。俯瞰気味にして奥行きをつけたショット(やくざたちが一斉に屋敷に入ってくるところとか、居酒屋の手前の卓と奥の卓とを同時に見せるところ)と、水平の高さから画面を横いっぱいに生かしたショットとが交互に…
JACET@玉川大。SEL-High (Super English Language Highschool 英語教育重点高校――それにしてもこの名称なんとかならなかったのか)の現状のパネル。もうちょっとデータが欲しいか。ふだん触る機会のない他社の CALL および教材作成システムにあれこれ…
JACETの発表準備、打ち合わせ。 阪神4−3中日、延長11回。これで今期は決まりなんだろうな。しかし阪神が優勝するというのにこの盛り上がらなさはなんだ? 盛り上がるようなドラマティックな野球をしてない、という話もあるが、プロスポーツたるもの実…
Christopher Isherwood, A Single Man (Eyre Methuen 1964)、恥ずかしながら初読です。主人公ジョージは、LAのカレッジで英文学を教える初老のイギリス人、要するにイシャウッド自身。彼のもとを去って女に走った歳下の恋人は事故で死に、いまは一人暮らし…
ニッポン硬貨の謎作者: 北村薫出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2005/06/30メディア: 単行本 クリック: 5回この商品を含むブログ (102件) を見る自分が良きクイーン読者でないことが痛感される。ここで論じられている『シャム双生児』は、国名シリーズの…
錦市場の寿司屋でちらし。赤だしがまことにうまい。 ヴィクトリア朝研究会@同志社、二日目。1851年万博委員会のその後の活動と自然史博物館移転論議について発表。パネルでやる話としては悪くないが、これは研究論文にはまとまらないのではないか、というあ…
ヴィクトリア朝研究会@同志社。Tさんの「Jane Eyre と公衆衛生」。このテーマでは Alan Bewell の優れた論文(ELH 1996年)があるので、それを越えるのが難しそうだが、ローウッド・スクールの描かれ方に絞っていくとどうだろうか、など。East Lynne 読書…
慶應大学三田図書館で History of Science とか ISIS をコピー。ここはほぼ全面開架だし、コピーカードはすぐ買えるし、職員は愛想がいいし、快適。もっとも、全面開架と職員の愛想よさ、というのは結局同じことだ。だいたいこうした開放的な図書館は利用者…
Collected Essays of T. H. Huxley (1893, Thoemmes 2001) vol.3, Science and Education をぱらぱら。The Life of Richard Owen (1894) の巻末に載っているハックスレーの "Owen's Position in the Hisotry of Anatomical Science" も読む。仇敵の伝記の解…