2005-08-01から1ヶ月間の記事一覧

シガテラ(完)

JACET発表原稿、打ち合わせ、グラフ作りなど。 (ヤンマガKCスペシャル)" title="シガテラ(6) (ヤンマガKCスペシャル)">シガテラ(6) (ヤンマガKCスペシャル)作者: 古谷実出版社/メーカー: 講談社発売日: 2005/08/05メディア: コミック クリック: 96回こ…

Shopping in London

Alison Adburgham, Shopping in Style: London from the Restoration to Edwardian Elegance (Thames and Hudson, 1979)。174枚イラスト入り。注もなにもついていなくてすごく読みやすいが、しっかりと学術的でもあって、という良きイギリスの人文書。1810年…

ジジェク

Slavoj Zizek (Routledge Critical Thinkers)作者: Tony Myers出版社/メーカー: Routledge発売日: 2003/06/05メディア: ペーパーバックこの商品を含むブログ (1件) を見る翻訳、とりあえず初稿が終わりそう。共訳者の緒方さん、生駒さん、ありがとう。最後に…

ブラックホールによって地獄の位置は特定できる

もっと!イグ・ノーベル賞作者: マーク・エイブラハムズ,福嶋俊造出版社/メーカー: ランダムハウス講談社発売日: 2005/08/26メディア: 単行本 クリック: 23回この商品を含むブログ (27件) を見るいちばん好きなのは、もとニューヨーク市立大のジョン・トリン…

スペンダー自伝

スティーヴン・スペンダー『世界の中の世界(スペンダー自伝)』高城楢秀・小松原茂雄・橋口稔訳(南雲堂、1959)。原著1951、ということはその時点で著者は42歳。若いうちから自伝的作品を書くのはイシャウッドもやっているが、イシャウッドの一連の作品と…

酔っていたのでエクスプレスの感想はありません

筑波イギリス文学会。来るたびに変わっている町だが、今回はとくに変化が大きい。回数券が残っていたので高速バスできた。下広岡を通る路線はこれが初めて(最後かも)だが、客は五人。バスで東京とつながっていた、つくばの歴史の「第二期」が終わったとい…

身体医文化論Ⅳ 食餌の技法

一日翻訳の直し。食餌の技法―身体医文化論〈4〉 (身体医文化論 (4))作者: 鈴木晃仁,石塚久郎出版社/メーカー: 慶應義塾大学出版会発売日: 2005/08/01メディア: 単行本 クリック: 6回この商品を含むブログ (4件) を見る今日は「読まずに書く」。というのもこ…

ムーバスの思想 (読んだことないけど)

LAN敷設工事、職場で書類書き、秋からの授業の打ち合わせ、翻訳追いこみ。 二ヶ月前まで十年以上東京十八区に住んでいて、衆院選では面白い思いをしたことがない。菅直人が強すぎるからだ。(六年前まで住んでいたアパートは菅邸の近くで、運がよければ?…

ナイツブリッジのチョンキナ踊り

JACET (大学英語教育学会)発表の打ち合わせ。会費を払っていなくて案内を見ておらず、9月8日が発表日と聞いて驚愕する。 倉田喜弘『1885年ロンドン日本人村』(朝日新聞社、1983)花鳥風月で購入。アルバート・ゲイトの真ん前、だから1851年万博跡地の向…

サングマ農園クローナルワンダー

授業アンケートの結果が出る。文学理論は並。一年生向け概論は、あまりよろしくない。「授業の狙いがわからん」みたいな反応が多い。学生というのはけっこう保守的なもので、英米文学概論という名の授業で、自分の考える「文学」の話が出ないと不快だという…

The Autograph Man

直筆商の哀しみ (新潮クレスト・ブックス)作者: ゼイディー・スミス,小竹由美子出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2004/03/30メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 1回この商品を含むブログ (24件) を見る原著2002。やっぱりゼイディー・スミスはいいなあ。主…

大英帝国の外交官

秋のJACETで授業報告する準備として e-learning アンケートの集計。この授業に不満な学生の多くは、マルチメディア・ビルの専用自習室ではなく、一般コンピューター室で課題をやっていることに気づく。こっちは動作環境もやや不安定だし、周りが騒がしいから…

Wellesley

成城大学図書館へ。ここは十九世紀イギリスの総合雑誌の主だったところがたいがいあるので、重宝する。Nineteenth Century とか Contemporary Review とか、目星をつけておいたエッセイをいくつか読むが、使えるのは一つか二つ。あまり進展しない。今回目星…

半島、あるいは吉田健一賛

職場の夏休みが終わり、ようやく e-learning の成績を出す。リカヴァリーのチャンス(これまでやっていない課題を試験後にやったら単位を出す)を与えたが、結局やってない学生はやってないまま。想定の範囲内ではあるが、待ったのは無駄だったな。半島作者:…

山田太郎と申します

中央大学図書館へ。杓子定規な対応に殺意を感ずる。久しぶりにバスで多摩センターへ。モノレールは、乗るより下から見上げるほうが楽しい。多摩センターの地上は、気味悪いくらい子連れと熟年しかいない。駅ビルには若いやつもいるが、センター市街の空間は…

Richard Owen

Nicolas A. Rupke, Richard Owen: Victorian Naturalist (Practical Guide Series; 2) (Yale UP 1994)。名著。リチャード・オーウェンという人は、ダーウィンとハックスレーに敗れた、「進化論の勝利の物語」のかませ犬として扱われることが多いわけだが、そ…

Whewell and the Great Exhibition

The Great Exhibition of 1851: New Interdisciplinary Essays (Texts in Culture)作者: Louise Purbrick出版社/メーカー: Manchester Univ Pr発売日: 2002/01/12メディア: ペーパーバックこの商品を含むブログ (1件) を見るイギリスの理論系論集にありがち…

Pageant

荻窪「M」でたいへんに美味いピザ。二人でピザ二枚、酒二杯、サラダとデザートで〆て3300円。うーむ。ピザ屋をラーメン屋のようにやりたいという店主の心意気はわかるけど、酒とケーキはもっと値上げしたほうがいいと思うぞ。 Ayako Yoshino, "Between the A…

East Lynne

カラオケ。フジファブリック固め歌い。ポルノグラフィティとかユニコーンとかと同じ「歌えるけどなんか違う」カテゴリーかなと思ったが、しつこく歌っているうちにある程度なじむ。East Lynne: Literary Texts Series (Broadview Literary Texts)作者: Ellen…

クルマから

高円寺ル・カフェでだらだらお喋り。現代建築のパースペクティブ 日本のポスト・ポストモダンを見て歩く (光文社新書)作者: 五十嵐太郎出版社/メーカー: 光文社発売日: 2005/07/15メディア: 新書購入: 1人 クリック: 37回この商品を含むブログ (29件) を見る…

タマリスクの木

ギュスターヴ・モロー展@BUNKAMURA。水彩の小品(油彩なみにこてこてしている)とか、ざっくり描きの習作が面白く、完成した大作になればなるほどつまらない。誰か、ペーパーバックSFの表紙絵へのモローの直接的影響について教えてくれ。 西荻花鳥風月で購…

ごあいさつ

半日書類書き。(見えない)欲望へ向けて―クィア批評との対話作者: 村山敏勝出版社/メーカー: 人文書院発売日: 2005/07メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 50回この商品を含むブログ (28件) を見るはまぞうに画像があがったので、宣伝する。この何年か、「本…

Theoretical Answers or Inderdisciplinary Answers?

Victorian Studies 47-2 (2005 Winter)。去年の10月にトロントであった第二回 NAVSA (北米ヴィクトリア朝研究学会)からのピックアップ。この学会の会費はこの雑誌の購読料とリンクしているし、この後もこうした企画は続くのかもしれない。ハリエット・リト…

病人に看護されない看護人は失格だ

「哲学と精神医療のあいだで――ラ・ボルド精神クリニック院長ジャン・ウリ氏を囲んで」@明治駿河台校舎(http://www.filmart.co.jp/practica/page/book_1.htmlを参照)。かなりのハードスケジュールの最終日で、高齢のウリ氏はお疲れっぽい。院内に偶発的な…

虹の彼方に

CNNでトニー・ブレアの記者会見を見る。自分でさくさく仕切って能弁に答える姿は変わらないが、みるからに老けた。過激なムスリム司祭の国外追放案に関して、なんども「ここに来たからにはここに従ってもらわないと、それだけだ」とくりかえし、「どこが追放…

Road to Morocco

「教職についた卒業生の会」、午前中の英文科のセッションに顔を出し、最近のコーパス研究の話などを聞く。若い参加者がほとんど。もう少し幅の広い年齢層がいないと、この会の存在意義があまりないような。 Road to Morocco (David Butler, パラマウント194…

留学

http://albion.main.jp/memo/archives/2005_07_30.html で留学の話。いちいち納得する。留学せず、学位もとらずに就職したわたしは、今後ますます化石になっていくだろう。行くべき人は、なるべく早く行ったほうがいい。わたし自身は、二十代末に吉祥寺で専…

異物

ウラゲツ☆ブログ http://urag.exblog.jp/ の8月1日のエントリーで 『(見えない)欲望へ向けて―クィア批評との対話』 の帯文と装丁が褒められていて、嬉しい。装丁はわたしの手柄じゃないけど。帯文は「ここ、帯に使えないかな」と思いながら書いたあとがき…

市民参加型社会とは

会議、会議。ごめんなさい。 2000年度卒ゼミOGと飲む@つるかめ。既婚一人、未婚三人。その三人のうち一人は歯科衛生士の勉強中、一人は秋からファイナンシャルプランニングの資格学校へ、一人は来週からカナダのカレッジに留学だ。女27歳、人生考えどきで…

まちにわBBQ

Nicolaas A. Rupke, ed., Science Politics and the Public Good(McMillan 1988)から、ラプキ自身の自然史博物館論。自然史博物館開設に反対した科学者の多くは、「博物館はブルームズベリーにあったほうが一般大衆も見に来やすい」と主張している。当時のサ…